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見逃すな。将来の健康によくない、お子さんのサイン2

こんにちは。副院長の章浩です。前回は、ポカンとお口を開けているお子さんは、口呼吸をしており、口呼吸をしていると、将来の健康に影響を与えますというお話をしました。それでは、そもそもどうして口呼吸になってしまうのでしょうか?

口呼吸の原因1〜鼻炎〜

当然の話ですが、鼻が詰まっている場合、鼻で息がしづらいので口呼吸になってしまいます。口呼吸はトレーニングによって改善できますが、鼻炎が原因の場合は、まずその原因を除去することが最優先です。一度耳鼻科で診てもらいましょう。

口呼吸の原因2〜マスクの着用〜

コロナ禍でマスクを着用する機会が増えました。致し方ないとはいえ、マスクをすると息がし辛いので、自然と口呼吸になりやすくなります。大人にとってもよくはありませんが、子供たちはそれにより将来的には、顔の骨格まで変わってしまう可能性もあるのです。密な状況は仕方ありませんが、屋外などで遊ぶ時などはできるだけマスクを外せると良いですね。

口呼吸の原因3 〜あまり噛まなくなった食生活〜

最近は食事が柔らかいものが増えてきました。それにより、よく噛んで食べるという当たり前の事が、できなくなってきているお子さんが増えてきています。パンのミミは食べない。フランスパンは嫌い。皆さんのお子さんはどうですか?

噛むという行為は、歯だけでなく、顎を動かす筋肉、歯を支える骨、舌、頬、唇など実は色々なところを使って行なっている行為です。噛む機会が減ると、これらの筋肉や骨が衰え、正常な発育ができないため、口呼吸になってしまうと言われています。

口呼吸以外のサイン

口呼吸以外にも、将来のお子さんの歯並びに悪影響を与え、健康を損なう原因になってしまう癖を紹介します。

指しゃぶり

歯並びに影響を与えます。いわゆる出っ歯や、口元が突出したような顔の形になっていきます。

爪かみ

前歯に負担がかかり、前歯の歯並びが徐々に悪くなる傾向にあります。深爪にもなりやすく、指先に痛みを伴うこともあるため、手指の繊細さを欠いてしまうこともあります。

唇の吸引

上唇を吸う場合は、いわゆる受け口に。下唇を吸う場合は、出っ歯になりやすいです。

いかがでしたか?もし、お子さんにこれらの癖があると思ったら是非一度歯医者さんに相談してみてください。

では、ご家庭で何かできる事はないのでしょうか?次回からは、口呼吸を中心にご家庭でできることを紹介していきます。