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歯磨きは、いつからどうやって始めたらいいの?

こんにちは。副院長の章浩です。前回は、歯磨きの心得をお伝えしました。

では、歯磨きはいつからどのように始めたらいいのでしょうか?本日は、およそ6歳頃までの年齢に合わせた歯磨き、仕上げ磨きについて、大まかなところのお話をしていきます。

1歯磨きはいつから始めるの?(生後6ヶ月〜)

 多くのお母さんが、実はこの疑問はお持ちです。なんとなくはわかるけど、どんな風にしたらいいんだろう?そんな声もよく聞きます。

 こんな風に、まずは下の前歯が生えてきます。この状態になったら、歯磨きを開始してください。幸いなことに、この歯は虫歯になりにくい歯です。ですので、この期間はきれいに磨くというよりは、お口の感覚が敏感な赤ちゃんが歯ブラシに慣れる、お母さんも仕上げ磨きに慣れるという練習期間だと思ってください。上の歯が生えてきたら、しっかり磨けるように親子ともに慣れていきましょう。

 道具は、仕上げ磨き用の柔らかい歯ブラシを使いましょう。歯ブラシではなく、ガーゼなどを使う方法もありますが、慣れる事が目的ですので、歯ブラシの使用をお勧めします。

2子供の歯がだんだん生えてきた!(生後6ヶ月〜3歳)

 歯磨き習慣の始まりです。汚れをしっかり落としてあげましょう。具体的な歯磨きの仕方については、次回お話していきます。2歳頃になると、歯磨きに興味を持ち始め、自分で歯ブラシを持って歯磨きを始めるお子さんもいます。その時は、自由にまずは自分で磨かせてあげてください。ただし、歩きながらの歯磨きは大変危険です。口にブラシをくわえたまま歩いて転ぶと、歯ブラシがお口の中に刺さってしまい、最悪命の危険もあります。必ずお子さんが自分で歯磨きをする時は、座って行うようにしてください。お父さん、お母さんは可能な限り、目を離さず見守ってあげてください。

3子供の歯が生えそろいました(3歳〜6歳)

 子供の歯が生えそろったら、本格的な本人歯磨きの習慣をつけましょう。歯ブラシは持手が太く、柄の長さが短いものを選びましょう。仕上げ磨きは、今まで使っていた物と同じで構いません。

 左のピンク色が仕上げ磨き用。右の青色がお子さんが使う歯ブラシです。ブラシがつている所(ヘッド)が小さく、仕上げ磨き用の方が、ネックが長いのが特徴です。

 3歳以上でお子さんが自分で歯磨きをする時は、歯ブラシはグーで持つようにして、鏡の前で順番を決めて磨くようにしましょう。磨きながら、歩き回らないのは同じです。細かい動かし方は難しいので、まずはきちんと歯に当たっているか、シャカシャカ音を立てて、磨けているかを確認するようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?今日は、6歳までの歯磨きの概要をお伝えいました。具体的な仕上げ磨きの方法や、歯磨き粉については次回以降に情報発信していきますので、またお読みいただければ幸いです。