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歯科衛生士のお給料は?

こんにちは、副院長の章浩です。今回は歯科衛生士シリーズとして、歯科衛生士さんの魅力をお伝えしていきたいと思います。魅力はいくつかありますが、今回はなんと言っても大切なお給料のお話です。やはり、生活していくためや、自分磨きのためにどうしてもある程度お金は必要です。今日はそんな衛生士さんの給料事情をご紹介していきます。

衛生士の魅力その1〜初任給が高い〜

上は、令和4年の初任給の全国平均のデータです。これを見ていただくと、歯科衛生士の初任給はなんと四大卒の方より高い事がわかります。歯科衛生士は短大や専門学校に3年通うことになるため、22歳で社会人21年目となります。四大は23歳で社会人1年目なので、それを考えても歯科衛生士の初任給が高いことがわかります。

働く地域や病院によって差がある

ただ、これはあくまで平均ですので、働く地域や病院によって差があります。この諏訪地域であれば初任給は、だいたい22万円位が相場です。一方、私は長く東京の白金で勤務していましたが、そのあたりでは初任給30万円が当たり前でした。やはり、地域ごと物価なども異なりますので、違いは出てくると思います。ただ、その地域の中でも初任給が高くなる傾向にあることは間違いないと思います。

その後の昇給は実力に左右される

では、その後の給与はどうなるのでしょうか?いくつかのデータがあるのですが、私が調べた限りでは、月26万円〜31万円あたりが衛生士の平均月収になりそうです。少なくはないですが、初任給の高さを考えると、その後の昇給幅はやや低めであるようです。これは、また別の記事で書きますが、衛生士の95%以上は女性で、20代後半になると、ほとんどの方が結婚し、家庭に入るか、子育てのため正社員ではなく、パートで働く事が多くなることが関係していると思います。そういった、仕事と家庭を両立して行った場合は、おおよそこのぐらいの額になる事が多いという事でしょう。

一方で、私が見てきた衛生士の中には、大きな医療法人の役員になり、多くの衛生士をまとめる立場になった方や、実力を極めて、フリーの衛生士となり、外部での講演や教育を主な仕事とする方もいました。こういった方々は、平均にはおさまらない高額な給与となる事が多いです。これも別の記事で書きますが、歯科衛生士は自分のキャリアプランに合わせて、自由度の高い働き方ができるため、その実力や実績によって給与にも大きな違いが出てくる職業です。

男性の方や、女性でも仕事において大きな自己実現をされたいと願う方は、相応の職場で相応の努力をする事で、結果として高額の給与がついてくることは大いにあり得る事でしょう。

いかがでしたか?今後も歯科衛生士の魅力について、機会を見てお伝えしていきます。ご興味ある方は、またご覧いただけると嬉しいです。