本日は、歯科衛生士シリーズ、歯科衛生士という仕事の魅力をお伝えしていきます。7回目の今日は、AIと歯科衛生士についてです。
最近は、色々なところでAIを目にするようになってきました。家電や車を始め多くの機械の搭載されていますし、AIが書いた絵もあります。農業や教育、医療の分野にまで広がってきているようです。AIが私たちの生活にもたらしてくれるものは大きく、ますます便利になっていくでしょう。しかし、その反面AIの台頭によって、いづれはAIにとって変わられてしまう職業も多くあります。スーパーやコンビニの店員、銀行員、車のドライバーと言った仕事はその代表と言われています。
AIが台頭してくる中で、だからこそより価値が増してくるものがあります。それは、人の温もりです。多くの人がAIに触れ淡白に過ごしていく中で、必ず今以上にその需要が増してくるものが、人の温もり、つまりホスピタリティであり、オーダーメイドの考え方です。上に挙げた、AIにとってかわられやすい職業も確かに厳しいでしょうが、だからこそホスピタリティとオーダーメイドを軸にすることで、一定の差別化をはかることができれば、AIに淘汰されない可能性はあります。
少し話がそれました。では、歯科衛生士はどうなのでしょう?歯科衛生士の仕事は、主にお口の中の病気を予防していくことです。そのためには、患者さん一人一人に応じた、オーダーメイドの対応が必要になってきます。例えば、歯磨き指導一つとってもそうです。人によって、磨きにくい場所や癖は異なるため、患者さんのことをしっかり把握する必要があります。そして、歯磨きがなかなかできないのであれば、なぜできないのか?どうすればできるようになるのか、を患者さんの生活スタイルをお聞きし、一緒に考えていく必要があります。
他にもむし歯予防に欠かせないことは、食事指導です。ただ、甘いものは控えましょうとお話しして、本当に控えられる患者さんはごくわずかです。どうしたら、甘いものを制限する事ができるのか。患者様の気持ちや考えをしっかり理解していないと難しい場合が多いです。
このように、歯科衛生士の仕事はただお口の中をクリーニングしていくのではなく、患者さん一人一人の生活スタイルや、気持ち、お考えなども考慮して予防プランを組み立てていきます。こう言った仕事はなかなか、AIには難しいですよね?
いかがでしたか?他にもAIに淘汰されない仕事としては、学校の先生や、カウンセラー、経営コンサルタントなどが挙げられます。いずれの仕事も、「人」のことを考え、その人のことを理解し、どうしたら良い方向へ導く事ができるかを考えていく仕事です。これからは、そう言った人の温もりを感じられ、AIには決してできない仕事がトレンドのなっていくかもしれません。