死守せよ！３歳までの子供の歯

こんにちは。副院長の章浩です。

完全に私事ですが、数日前に引越しをしまして、ここ２週間ほど忙しく、ブログの更新ができておりませんでした。また定期的に更新していきたいと思いますので、また読んでいただけたら嬉しいです。

さて、今回はちょっと意味不明なタイトルですが、これに込めた僕の願いはかなり大きいものがあるんです。

「正直、全然歯なんてちゃんと磨いてないのに、歯科検診で虫歯って言われたこと全然ないなー」

「こんなに、毎日一生懸命時間をかけて歯を磨いているのに、歯医者さんに行くたびに虫歯があるって言われるなー」

皆さんもこんな経験はないですか？実際に、虫歯になりやすい人、なりにくい人というのは存在します。では、その差はなんなのでしょうか？

実は、虫歯になりやすいかどうかは、人生の最初の３年間で決まると言われています。

３歳までに虫歯ができなかった人は、その後虫歯ができにくく、逆に３歳までに虫歯ができてしまった人は、その後の人生で、虫歯で苦労をすることになる確率が高まります。

では、これはなぜなのでしょうか？以前にも書きましたが、虫歯は虫歯菌（ミュータンス菌など）によって作られます。この虫歯菌がお口の中に住みつくのが、大体19ヶ月（1歳半）〜31ヶ月（2歳7ヶ月）頃なんです。そして、この期間を過ぎると、虫歯菌は口の中に住むことが難しくなると言われています。そのため、だいたい３歳までに、虫歯菌がお口の中に住めないようにしてあげれば、お子さんの虫歯リスクはグッと下がることになります。

それこそが、今までこのブログの中でお話ししてきたことなんです。

つまり、

①しっかりとした、歯磨きの習慣と正しい歯磨きの方法

https://hf-dental.com/wp-admin/post.php?post=379&action=edit

https://hf-dental.com/wp-admin/post.php?post=406&action=edit

②虫歯になりにくい食事方法

https://hf-dental.com/wp-admin/post.php?post=438&action=edit

③虫歯なりにくい、お菓子の食べ方

https://hf-dental.com/wp-admin/post.php?post=473&action=edit

上にあげたことをきちっと３歳までに実践していくことです。ちなみに、③のおやつについてですが、可能であれば３歳までは砂糖の入ったものは食べさせない事が本当は理想的です。これが実践できれば、虫歯になる確率はグッと減らせます。とはいえ、保育園のおやつや、お友達のお家で出していただいたりと現実的にはなかなか難しいのも事実です。そんな時は③ように、おやつを選んだり、時間を決めたり、リスクの高いものは曜日を決めるなどの工夫をしてあげてください。

この３年間、虫歯菌からお子さんの歯を死守できたなら、それはお子さんの人生にとって、虫歯になりにくくなるという、とても大きな意味を持ってきます。もし、まだ３歳未満のお子さんがいらっしゃるお父さん、お母さんは是非実践してみてください。

さて、実はもう一つ、虫歯菌がお口の中に住まないようにするために、重要な事が１つあります。次回はそのお話です。