諏訪の地で昭和33年に開院以来60余年、地域の皆様に貢献いたします。

睡眠時無呼吸症候群の研修会に参加してきました。

こんにちは。副院長の章浩です。先日、東京で開催された睡眠時無呼吸症候群の研修会に参加してきました。皆さんは、睡眠時無呼吸症候群という病気をご存知でしょうか?

上図のように、仰向けになった時に舌が重力に引っ張られて、軌道を塞ぎ、無呼吸の状態になってしまう病気のことです。この時、呼吸はできませんので、言ってみれば首を締められているのと同じような状態になります。ひどい時は、1時間でこの無呼吸が30回以上起きることもあります。1時間に30回以上も首を締められ、これが毎日ずっと続いていきます。そうなると、人体に甚大な影響を与え、高血圧や心筋梗塞といった病気になるリスクが高くなります。ある論文では、重症の場合8年間で4割の方が亡くなってしまうという報告もされており、とても怖い病気です。

最近、睡眠時無呼吸の勉強をするようになると、かなり多くの患者さんが、気がついていないだけで、この睡眠時無呼吸を起こしているのではないかということに気がついてきました。そして、何よりこの私もこの睡眠時無呼吸症候群であると確信を持つようになってきました。今回の研修会では、そう言った背景があり、自分と多くの睡眠時無呼吸の潜在患者さんの将来を守るためにその治療法を模索していきます。

この研修会は全4回あり、またブログで報告しますし、私の治療についても闘病記をブログに書いていくつもりです。今後、治療が確立した段階で、正規のご報告はしていきたと思いますので、是非多くの方に読んで頂ければと思います。